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『東のエデン 劇場版II Paradise Lost』(監督・脚本:神山 健治) [2011年の映画]

2011年の(n+7)本目。(DVDn+7本目)



 上映時間 92分。

 いちおう、物語としてはこれで終わりみたいだけど、なにも終わってないじゃん。
 そもそも、Mr.OUTSIDEが望んでいる「日本を変える」ことがよくわからない。
 セレソンゲームのルールやゴールは、すべてアウトサイドが判断してるようだけど、基準がいまいち見えない。
 「神」というか「父」というか、全能な存在がいて、登場人物は手のひらで転がされる。
 だからこそ滝沢は「アウトサイドをぶん殴ること」にこだわるんだろう。

 物部さん(ナンバー1)は長い時間をかけて積み上げてきたものを一瞬で吹き飛ばされてしまう。
 理不尽というか、はっきりとした「悪」がいて、主人公はそれに抗うというストーリーは、現実的な世界観ではどうも好きになれない。
 それほどの財力や権力があるなら、たいていのことは自分でやれるんじゃないのかな、と思ってしまう。
 力の一部を分け与えて他人にやらせるのはなぜなんだろう、と思ってしまう。
 もう死んでいるのかなと思ったら、そうでもない。
  終盤にメタ発言をして風呂敷をたたむような終わりかたには、なにか見落としがあるのかと思ったけど、なにもない。
 ラストの咲のナレーションには、「あっち側」と「こっち側」で時間の流れが違うのか、と思ったけど、そうでもない。
 ジョニー・クリーチャー(白骨みたいなやつ)はいったい何だったのか。
 謎は解決されないままだし、未解決の謎が存在しつづける特別な理由があるわけでもない。

 いろいろ詰めこんである感はあって、エンタテイメントとしてはおもしろかった。
 でも、なにか残るものがあるかと考えると、どうだろうな。
 アニメーション映画とはいえ、TVシリーズ物の『東のエデン』と、
 劇場のみのアニメーション(たとえば『スカイ・クロラ』)では、向かうベクトルが違うのかな。

 ちょっと期待ハズレの感があった。残念。
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