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『東のエデン 劇場版I The King of Eden』(監督・脚本:神山 健治) [2011年の映画]

2011年の(n+6)本目。(DVDn+6本目)



 上映時間 82分。あっという間に感じた。

 「東のエデン」と打とうとして、「飛騨市のエデン」とミスタイプしてしまった。飛騨市のエデンとはいったいどんなところなんだろう、と気になるところではあるけど、「東のエデン」について。サリンジャーの次はスタインベック?かと思ったけど、関係ないみたいだ。

 劇場版を見る前にTVシリーズ(全11話)も見た。というか、TVシリーズを見ていて、最終回なのになんだかすっきりしないんだな、と思っていたらエンディングで「続きは劇場版で」(しかも2作)というメッセージがあった。そういうやりかたはどうなんだろう、という思いもすこしあったけど、TVシリーズがおもしろかったから観ようと思った。思えばエヴァもTVシリーズではストーリーが完結しないまま(ある意味では完結したけど)劇場版をやってたっけ。

 劇場版Iを観終わっても、まだストーリーは完結せず、謎は残されたまま。続きは劇場版IIで。エンタテイメントとしては面白いけど、いまのところの感想としては、現実的な世界観で現実的なテーマを扱う作品は、細部をきちっとしないと薄っぺらくなっちゃうんじゃないのかな、という感じ。社会派な作品に魔法が出てきたら成立しない気がする。見てるぶんには楽しいけど。

 神山健治って、ほんとサリンジャーが好きだよね。きっと映画も好きなんだろうね。
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『村上ラヂオ』(文:村上 春樹、画:大橋 歩) [2011年の読書]

2011年の(n+4)冊目

村上ラヂオ

村上ラヂオ



 この本は『anan』No.1208(2000年3月17日号)~No.1259(2001年3月3日号)に掲載された同名の連載から抜粋、加筆修正してまとめたもの、と巻末にある。

 50の短い(4ページ)文章から成る、リラックスできるエッセイ
 ひとつひとつで完結した文章なので、「寝る前にちまちま読んで眠くなってきたら寝よう」と思って読みはじめたのだが、ついつい「眠いけどおもしろいからもう1編だけ読もう」というのを複数回くりかえして、3日で読み終えてしまった。「まあ1編まあ1編と、たいがいにしとかなかんよ。村上さんもいかんわ、うますぎるもん」(@鎌倉ハム)という感じだ。

 どこかで見た話だけど、作家を料理人に喩えると、おもしろい作品(おいしい料理)というのは3つのタイプにわかれるらしい。珍しい素材を使っているか、調理法がおそろしく秀でているか、その両方か。でも珍しい素材というのはなかなか手に入らないものであり(だからこそ珍しい)、長い年月をかけて取材しなければならない。だから優れた作家とは、基本技術が非常にうまい作家のことである、という感じだった。包丁捌きがうまくないと、おいしい料理をコンスタントに作ることはできない。ホームランはたまにあっても、ヒットは打てない。

 村上春樹はありふれた日常的な素材を調理するのがうまい、というか、そういう文章が読んでて楽しい。

 この本みたいな、なにげないエッセイの中に、さらりと教訓めいたことが書いてあると、なぜかよく心に残る(ことがある)。ひとつだけ抜粋しておく。

 かなりの確信を持って思うんだけど、世の中で何がいちばん人を深く損なうかというと、それは見当違いな褒め方をされることだ。そういう褒め方をされて駄目になっていった人をたくさん見てきた。人間って他人に褒められると、それにこたえようとして無理をするものだから、そこで本来の自分を見失ってしまうケースが少なくない。
 だからあなたも、誰かに故のない(あるいは故のある)悪口を言われて傷ついても、「ああよかった。褒められたりしなくて嬉しいなあ、ほくほく」と考えるようにするといいです。といっても、そんなことなかなか思えないんだけどね。うん。(p.189)

 7/7発売の『村上ラヂオ2』がたのしみだ。
 
おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2

おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2011/07/07
  • メディア: 単行本



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『なぜこんなに生きにくいのか』(南 直哉) [2011年の読書]

2011年の(n+3)冊目

なぜこんなに生きにくいのか

なぜこんなに生きにくいのか



 陸上選手の為末が挙げていたので、興味をひかれて読んだ。
 著者の南直哉(みなみ じきさい)は曹洞宗の禅僧。
 生きる意味だとか人間関係の苦しさだとか悩ましいトピックについて、禅の考え方で語っている。
寺の住職さんでもあり、喩えを交えながらの話はわかりやすい。

 以下、気になった部分を抜粋。

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『街場の教育論』(内田 樹) [2011年の読書]

2011年の(n+2)冊目

街場の教育論

街場の教育論

  • 作者: 内田 樹
  • 出版社/メーカー: ミシマ社
  • 発売日: 2008/11/15
  • メディア: 単行本


 内田樹による教育論。
 教育論というタイトルだけど、その「教育」の意味する範囲は広い。
 中心は学校教育だが、人間的「学び」について論じているので、話題はあちこちにジャンプする。
 「学び」とはどういうことか、学びによって「成熟する」とはどういうことか。
 現状はどういう状態であり、どういう状態でないのか、どうあるべきなのか。
 なにが存在していて、なにが欠けているのか。

 以下、例によって、気になった部分を抜粋。

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『ほしのこえ』(監督・脚本など:新海誠) [2011年の映画]

2011年の(n+5)本目。(DVDn+5本目)



上映時間 58分。

観たあとに、なんでこのアニメーションは評価が高いんだろう、と思った。
Wikipediaを見てみると、
監督・脚本・演出・作画・美術・編集を、新海が殆ど一人で行なったことが注目を浴びた。
と書いてあって、そこが評価されたのかな、と思った。

ほとんどひとりで作った、と言われると、たしかにそんな感じがする。
それはそれですごいことなんだろうけど、作品のクオリティに注目すると、
ほかのアニメとは勝負になるのだろうか?(なったのだろうか?)
エヴァ好きの作り手による自主制作アニメ、という感じがした。

でも2002年の作品で、それから9年が経っている。
そのあいだにアニメはすごい速さで進化してきた(と思う)から
新しいアニメ(たとえば『サマーウォーズ』とか)と較べるのが、まちがいなのかもしれない。
(『ナウシカ』は1984年だから、名作というのがどういうものかよくわかりますね)

新海誠は2004年に『雲のむこう、約束の場所』を、2007年に『秒速5センチメートル』を作っている。
この『秒速5センチメートル』に興味を持ったので、『ほしのこえ』を観てみたのだけど
観たい優先順位みたいなものが、だいぶ下がった。

DVDに収録されていた『彼女と彼女の猫』という短いアニメのほうが(どちらかといえば)おもしろかった。
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『ゴッドファーザー Part I』(監督:フランシス・フォード・コッポラ、出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノほか) [2011年の映画]

2011年の(n+4)本目。(DVDn+4本目)



原題は『The Godfather』。上映時間 175分。長かった・・・。

godfatherを辞書で引くと、こうあった。
 (男の)名付け親、親父、代父;後見人、育成者;
 《米》黒幕、マフィアのボス;創始者、草分け

マーロン・ブランド演じるドン・コルレオーネはまさにgodfatherだなと感じる。
でもアル・パチーノにはどうもしっくりこなかった。
続編があるから物語が進むにつれて貫禄がでてくるんだろうけど、
Part II(上映時間 200分)、Part III(162分)はあまり積極的に観たいと思わない。
全部あわせると約9時間という壮大さ。

面白いとは思ったけど、名作だなぁという気はしなかった。
『愛のテーマ』とドン・コルレオーネは好きだったけど。
ああいうおじさんが好きなんだよなぁ。
モーガン・フリーマンとかクリント・イーストウッドとか。
ミドルを過ぎてなおかっこいいというのは、すごいですよね。

劇中で名前をつけるシーンがあるけど、あれはなんなんだろう?
なにかの象徴なのか、イタリアの文化的なものなんだろうか?
教会で洗礼を受けてた(のだろうか?)から、キリスト教的なものなんだろうか?
「ここにいわしあれ」(@『羊をめぐる冒険』)を思い出した。

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/11/15
  • メディア: 文庫



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『ゴースト ニューヨークの幻』(出演:パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグ) [2011年の映画]

2011年の(n+3)本目。(DVDn+3本目)

ゴースト ニューヨークの幻 [DVD]

ゴースト ニューヨークの幻 [DVD]



原題は『Ghost』。シンプル。上映時間 128分。

これは名作。
ヒューマンドラマであり、ラブストーリーであり、サスペンスであり、
コメディであり、ホラーであり、アクション映画でもある。
主題歌『アンチェインド・メロディ』が、まさにテーマソング。

主人公のサム(パトリック・スウェイジ)は銀行マン。
恋人のモリー(デミ・ムーア)とニューヨークで同棲を始める。
流れる甘い時間、BGMは『アンチェインド・メロディ』。

サムは仕事中、多額の金が動いていることに気づく。
不審に思ったサムは、コード(パスワードみたいなもの)を変更していく。
その夜、サムはモリーと舞台(『マクベス』だったかな)を観に行く。
帰り道で強盗に遭遇し、拳銃を突きつけられるサム。
財布を渡すが、もみあいになり、サムは撃たれてしまう。

(なんでそのまま渡さなかったんだろう?
 コードのメモが財布に入っていたから?)

サムは死んでしまったが、ゴーストとして存在しつづける。
この世が見えるものの、サムは触れることができず、声も届かない。
受信はできるが、発進はできない。

あるとき、サムは自分を撃った犯人を街で見かける。
後をつけると、強盗は誰かと電話で話している。
目的のモノを入手できなかった強盗は、サムの家にそれを探しに行く、と話す。

モリーに身の危険が迫っていると、サムは知る。
だがどうやって伝えれば?
そんな折、サムは霊能力者のオダ・メイ(ウーピー・ゴールドバーグ)と出会う。
彼女にはサムの声が届くらしい。

・・・(後略)・・・

地下の変な人は何だったんだろう?
あれはカールの姿だったんじゃないだろうか。
病院で出会った男性はサムで、奥さんはモリー。
ただそんな気がした。

ditto(同じく)はまさに決め台詞だなと思った。
パトリック・スウェイジが言うから響くんだろうけど。
デミ・ムーアはひたすらかわいかった。

でもキャストのなかで、ほかの作品も観たいと思ったのは
なんといってもウーピー・ゴールドバーグ。
最高に面白かった。
『天使にラブソングを』を観ようと思う。

天使にラブ・ソングを… [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD



影みたいなのに連れて行かれたゴーストは、どこに行くんだろう?
どんな基準で選別されるのかわからないけど、
地下の変な人はなんでとどまってたんだろう。
麻薬でラリってたんじゃなかったっけ?、と気になった。
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『マイレージ、マイライフ』(主演:ジョージ・クルーニー) [2011年の映画]

2011年の(n+2)本目。(DVDn+2本目)



原題は『Up in the Air』。上映時間 109分。

主人公のライアン(ジョージ・クルーニー)は解雇宣告人。
「クビ言い渡し代行」のため、アメリカ全土を飛びまわる。
年間300日以上、飛行機で出張する。

ライアンはそのライフスタイルをクールに、淡々とこなしている。
出張が好きで、マイレージを貯めることには強いこだわりを持っている。

ある日、優秀な新人、ナタリー(アナ・ケンドリック)が出張廃止を提案する。
出張して対面で解雇を通告するかわりに、ビデオチャットでクビを言い渡すという。
出張コストを削減できるとして、会社はこれに同意する。
ライアンは断固として反対するところから、物語は始まる。

ライアンはなぜ出張廃止に反対するのか?
出張が好きだから、というのが理由のひとつだが
もちろん、理由はそれだけではない。

ライアンはなぜ、それほど出張を好むのか?
ライアンはなぜ、マイレージを貯めることにこだわるのか?


クールでドライな生活を送るジョージ・クルーニーは、やはりかっこいい。
かっこいいのだが、青年期を通り越したら、それだけでは生きていけない。
宙ぶらりん(Up in the Air)なまま、ミドルを終えて、どんなライフが待っているのだろう?

『マイレージ、マイライフ』という邦題はナイスだと思った。
原題は好きだけど『アップ・イン・ジ・エア』はないだろうなぁ。
ジョージ・クルーニーがかっこよくて、アナ・ケンドリックがかわいい映画。
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『スラムドッグ$ミリオネア』(監督:ダニー・ボイル) [2011年の映画]

2011年の(n+1)本目。(DVDn+1本目)



上映時間 120分。

主人公のジャマールは、インドのスラムで育った。学校教育は受けていない。
にもかかわらず、クイズ番組で次々に問題を正解し、最後の一問までたどりつく。
無学のジャマールが、学者も間違えるような問題を、なぜ正解することができたのか?
ジャマールは不正を疑われ、警察で取り調べを受けるところから、物語は始まる。

みのもんたが司会でおなじみのクイズ番組『クイズミリオネア』の元ネタである
『Who wants to be a millionaire』が物語が進む時間軸になっている。
当然、三種のライフラインがある。フィフティフィフティ、オーディエンス、テレフォン。
回答者ジャマールは、どのタイミングでライフラインを使うのか。

クイズ問題を考えるたびに、場面はジャマールの過去に変わる。
ジャマールの人生を見ることで、「なぜ問題に正解することができたのか」に迫っていく。

活力があふれるインドの街並みと、暴力が生み出す途上国の暗闇。
ジャマールの成長と、インドの成長がからまって、物語が進んでいく。

おもしろい映画だった。
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『もういちど 村上春樹にご用心』(内田 樹) [2011年の読書]

2011年の(n+1)冊目

もういちど 村上春樹にご用心

もういちど 村上春樹にご用心



 内田樹による村上春樹批評『村上春樹にご用心』の続編。
 以下、気になった部分を抜粋。

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